・金融用語:ゼロ金利政策
・読み方:「ぜろきんりせいさく」
・用語解説:中央銀行が政策金利(短期金利の指標)を事実上0%近辺まで引き下げ、景気の下支えやデフレ回避を図る金融緩和。資金の借入コストを極小化し、企業や家計の投資・消費を促す狙いがある。運用手段は、短期市場への大量資金供給、無担保コール翌日物金利のゼロ%誘導、一定期間ゼロ%を続けると約束するフォワードガイダンス等。副作用は、金融機関の利ざや縮小、過度なリスクテイクや資産価格の過熱、出口局面での金利急騰リスクなど。金利の下限に達した後は、量的緩和(QE)やYCC、マイナス金利との併用が検討される。