・金融用語:短観
・読み方:「たんかん」
・用語解説:日本銀行が四半期ごと(3・6・9・12月)に実施・公表する「全国企業短期経済観測調査」の略称。全国の企業に景況感や売上・利益、設備投資、雇用、人手不足、仕入・販売価格見通しなどを尋ね、企業の“今と先行き”を把握する。代表的な指標は「業況判断DI」で、「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いて算出(DI=良い%-悪い%)。大企業・中小企業、製造業・非製造業など区分別に示され、景気の方向感を早期に示す材料として、金融政策判断や為替・株式市場でも重視される。ニュースで「日銀短観」とも呼ばれる。