・金融用語:ショート
・読み方:「しょーと」
・用語解説:ショート(short)は、株式・先物・FXなどで「売り持ち」のポジションを取ることを指します。現物を持たずに証券会社から株や通貨を借りて先に売却し、後で買い戻して返却する仕組み(空売り)が代表例です。価格が下落すれば売値と買戻し値の差額が利益となる一方、上昇すると損失が膨らむため、理論上の損失は無限大というリスク特性があります。ポートフォリオの価格下落リスクを相殺するヘッジ目的でも使われ、ファンド運用では「ロング・ショート戦略」として買い(ロング)と組み合わせることで市場全体の影響を抑えつつ銘柄間の相対的な値動きから収益を狙います。なお、信用取引や証拠金取引では追加証拠金(追証)が必要になる場合があり、相場急変時には強制決済(ロスカット)を避けるための資金管理が欠かせません。