・金融用語:EPA
・読み方:「いーぴーえー」
・用語解説:EPAはEconomic Partnership Agreementの略で、単なる関税撤廃を主眼とするFTAよりも範囲が広い経済連携協定を指す。物品の関税・数量規制の削減に加え、サービス貿易・投資保護、知的財産、政府調達、競争政策、労働・環境、電子商取引、データ移転や相互承認(MRA)など、サプライチェーン全体に関わるルールを包括するのが一般的。例として日・EUや日・英、CPTPPがある。企業にとっては関税コスト低減、参入規制の緩和、手続きの透明化がメリットだが、適用には原産地規則の遵守(域内原材料の比率計算、累積、自己証明等)や書類管理が必要。政策上はFTAを含む上位概念としてEPAが用いられることが多い。