・金融用語:AFTA
・読み方:「えーえふてぃーえー」
・用語解説:AFTAはASEAN(東南アジア諸国連合)の域内で関税などの貿易障壁を段階的に引き下げ、自由化を進める枠組み。1992年に合意され、主にCEPT(共通実効特恵関税)方式で域内関税を0〜5%へと引き下げ、多くの品目で最終的に無税化が進んだ。2010年にはATIGA(ASEAN物品貿易協定)として制度が統合・高度化され、原産地規則(域内含有率40%目安)、非関税障壁の削減、通関迅速化などが整備。企業は生産や調達をASEAN内に組むことで関税コストを抑え、価格競争力を高めやすい。一方で、適用には原産地証明や部材比率の管理など実務対応が必要。RCEPや各国のEPAと併用されることも多い。