ディーラー:でぃーらー

・金融用語:ディーラー
・読み方:「でぃーらー」


・用語解説:
ディーラーとは、自らの資金で有価証券や通貨を売買し、売値(アスク)と買値(ビッド)のスプレッドや価格変動益で利益を狙う市場参加者です。銀行や証券会社のトレーディング部門に所属し、株式・債券・外国為替・デリバティブなどを在庫(ポジション)として保有しながら、常時相場を提示して市場に流動性を供給します。顧客注文を単に取り次ぐ「ブローカー」と異なり、自己勘定取引でリスクを負う点が特徴です。ディーラーはポジション管理とリスク管理(損失許容枠、リミットチェック)が厳格に求められ、値動き予測力に加え、金利・経済指標・地政学リスクへの即応力が成績を左右します。日本では金融商品取引業等に関する法律(金融商品取引法)に基づき、銀行ディーリング業務は「第一種金融商品取引業」に該当し、自己資本比率や情報管理体制の規制を受けます。市場への価格提示と自己売買を担うことで、売買希望者がいつでも取引できる “マーケットメイカー” としての公共的役割も果たしています。

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この記事を書いた人

「お金の流れ」に興味があり、ブログを開始
金融インフラに感謝する毎日です

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note:カワセミ@ソロ活ライター https://note.com/kawasemi_soro

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