比較優位:ひかくゆうい

・金融用語:比較優位
・読み方:「ひかくゆうい」

・用語解説:比較優位は、ある主体(国・企業・個人)が他よりも「より低い機会費用」で生産できる分野を指す考え方。絶対優位(単純にたくさん作れること)とは異なり、相対的に損失が小さい分野へ特化し、相互に取引することで全体の生産量と利益を高められる。例:衣料1を作るために国Aは小麦2を諦め、国Bは小麦1を諦めるなら、衣料の機会費用はBの方が低い=Bが衣料に比較優位、逆に小麦ではAが比較優位となる。両者が得意分野に特化し、交換比率(交易条件)が機会費用の間で成立すれば双方が得をする。貿易政策、産業配置、サプライチェーン設計を考える際の基礎概念だが、輸送費・政策・外部性が大きいと結果は理論通りにならないこともある。

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